つんどくです。

知的好奇心と創造を、

【#48】『ヘミングウェイで学ぶ英文法』著 : 倉林秀男 河田英介

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どうも、つんどくです。

 英語の本が読めるって最高にクールじゃない?という頭がパーリーな私が今回ご紹介するのは英文法に関する本でございます。

 再度あなたに問おう。

英語で本が読めたらカッコよくない?

私はいつも思っている。

去年の12月にやっと「ハリーポッターとアズカバンの囚人」を読み終えたところだ。

Harry Potter and the Prisoner of Azkaban - Slytherin Edition (Harry Potter/Prisoner of Azkab)

読んでいて思うのが、単語よりも文法が本当に大切ということ。 

洋書を読もうとする時に、あれほど避けていた文法の重要性を思いしらされる。

だからといって文法書を一から学ぶのも気が引ける。

洋書を読みながら文法が学べる参考書などないか、本屋をブラブラしているとドンピシャな1冊があるではないか。 

今日はそんな1冊をご紹介。

内容紹介

 教科書でも採用されたことのある馴染み深い作品を中心に、無理なく通読できる長さの短編作品を6編収載。文法に関する知識を深めながら、「作品を読み通す喜び」をどなたにも味わっていただけます!(本著 表紙より引用)

📚おすすめな読者📚

 

  • 洋書を読みながら文法を学びたい
  • どちらかというと文法は苦手意識がある
  • ヘミングウェイの作品を読んでみたい
  • 洋書が読めるようになりたい

価格 : 1900円 + 税

発売日 : 2019/05/28

感想

ヘミングウェイの作品から文法が学べる

本書の流れとしては、

  • 和訳を読む
  • 英文を読む
  • 英文にあるアンダーラインやハイライト部分に関して質問がある
  • その質問の解説

という感じだ。

この流れの特徴としては、インプットとアウトプットの両方があるという点ではないだろうか?

単語帳や文法書などは、基本暗記系であり、そのインプットした内容をアウトプットしていくには問題集などを購入して解く、といった手間がある。

しかし本書ではイン/アウトプットがこの1冊で完結してしまう。

作品を読みながら文法が学べるのはとてもコスパが良いのだ。

文法とは、登場人物の感情が反映されている

本書を読みながら文法を学んでいくと、文法とは人物の感情がとても反映されているのだと実感できます。

p.120にcan't とwon't の違いについて解説をしていますが、登場人物がこのcan't とwon'tを使い分けることによって二人の男女の「すれ違い」までを表していると言うのです。

これは文法の教科書を読んでcan't = できない、won't = しない(未来形の否定?)と覚えただけではとても理解できないポイントでしょう。 

私たちが中学で習ったような簡単な英単語を使いながらも、登場人物の感情をこれほどまでに表現できる作者アーネスト・ヘミングウェイの素晴らしさも感じることができます。

 まとめ

  • 文法を楽しく学べる
  • イン/アウトプットが同時にできる
  •  有名作品が英文で読める

などのポイントを踏まえ、とてもコスパは高いと感じました。

現在の日本ではスピーキングを第一優先に鍛えよう!みたいな雰囲気ですが、やはり相手の立場になって考えてみるとスムーズに言葉のキャッチボールができるようになるためにも英文法はキッチリやっておく必要はあるのではないかな、と思います。

楽しく学べる1冊でとてもおススメです。

 

記事を書いていて知りましたが続編が出ていました笑

 

それではまた次回!

最近洋書を読んでなかったのでまた読んでみたいと思います!