つんどくです。

知的好奇心と創造を、

ネガティブ思考を変えるには結果よりもプロセス?

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どうも、つんどくです。

いろんな自己啓発を読んでもなかなか改善しないネガティブ思考。このままじゃヤバいと思い、読んでみた1冊です。

自分はこのまま歳をとって老後を迎えるのか?この仕事は果たして自分に向いているのか?転職するべきか?

気を緩めると突然にやってくる将来の不安がなかなか頭から離れなくて目の前のことに集中できないことがあります。根拠がないので悩んでいてもしょうがないのかもしれません。

むしろ根拠がないから不安なのかもしれません。

昔から考え過ぎな傾向がある私もそろそろこのままじゃヤバいな、、、

と、お昼のチャーハンを食べているときに思ってしまったんです、はい。

昔からAmazonの欲しいものリストに入っていた1冊を気の変わらないうちにポチりました。

キャロル・S・ドゥエック 著 「マインドセット「やればできる!」の研究」のご紹介です

作品紹介

ビル・ゲイツ、絶賛!

20年にわたる調査で科学的に実証された人生を変える最強メンタルの作り方!!スタンフォード大心理学の権威によるミリオンセラー (作品帯より引用)

 

帯が超絶胡散臭かったのはここだけの話にしておく。

 

おすすめな読者

 

  • 結果が全てだと思っている人
  • 劣等感に悩んでいる人
  • 他人より自分が優れていないと気が済まない人
  • 完璧主義者

自分の性格に悩みを持っている人と言えば良いのか、今の自分があまり好きではない、変えたい。そう感じながら日々をモンモンと過ごしている人が読むと、何か変われるキッカケが学べると思います。

感想

結果よりも学習しているプロセスに意識を向ける

今思うと焦っていたのでしょう。

何か実績が欲しいと思っていた私は気がつけば「結果を出さなければ何も意味をなさない」と考えるようになっていました。

結果さえあれば、うまくいく。結果さえあれば、認めてもらえる。

そんな気持ちで毎日を過ごしていた気がします。

 

本の中ではこのように結果が全てだと思っている人のマインドを硬直マインドセットと呼んでいます。

一方、しなやかなマインドセットの人は結果よりも、学習すること自体に意味を見出します。その結果を得た理由は?どうして考え、行動したか?など、結果に行きつくまでのプロセスを重要視します。プロセスを学ぶことで脳が成長します。自分の脳は自分自身で育てていくことを知り、どう自分の脳を育てることができるのか考え、行動に移していく。

行動が変わると、何か新しいことを学ぶ楽しさを覚え、ものごとの見方が根底から変化する(マインドセット)ということだそうです。

自己の返上

 私は劣等感の塊と自覚しているぐらい他人との優劣を気にしてしまいます。容姿、収入、地位、周りからの信頼、性格、など数えだしたらキリがない。

他人よりも優れていることを気にせずに、現在の本当の自分と向き合うことを本書では「自己の返上」と呼びます。これがなかなかに難しい。だって今まで自分のアイデンティティーだと思っていた自己の強みと本当に向き合わなくてはいけないからです。それが例え思っていたより強みではなかったとしてもです。要は己の程度を認識しろってことですね。それを本当に認めたうえでこれからどう生きていき、成長していくか考えながら行動に移していくのかが大切なんじゃないかなと思いました。

ここだけの話 

印象に残ったことを上記2つで感想としてご紹介しましたが、少しギモンに思うこともありましたのでそれについても述べていこうかと思います。

私のブログだしね!正直なことはなるべく書いていくぜ!

研究例の話、多すぎない?

正直、研究例の紹介で6割ぐらいはページを割いてると思う。

わかる、わかるよ!?

こういう研究をして、こういう人物を通して経過を見てみるとこんな結果が出ました。だからこういう考え方をすればマインドセットが変化して効果的だよ、って感じ。

具体的な例やデータを提示してくれると分かりやすいし何より実際の行動に移す際のハードルが低くなる。しかし、結局は硬直マインドセットのときと、しなやかなマインドセットの行動や精神面での違いを紹介しているだけで、例は違えど、おおまかな内容は同じことを紹介しているようにしか感じなかった。

本書のページ数は約350ページで、第4章~第7章まではいろいろな場面(スポーツや教育など)を想定しての硬直マインドセットとしなやかマインドセットの違いを紹介していましたが、ん~ショートドキュメンタリーの繰り返し的な?

うまい例えが見つからないが、そういうことだ。読書離れが続いているせいか、ボキャブラの少なさ、発想の乏しさにはどうか寛大な心で許してほしい。

マインドセットは2つしかないの?

全ての人間を「硬直」と「しなやか」マインドセットに分けることは可能なのか?

そんな疑問が浮かんだのは読了直後のことだった。 タイトルにも書いてある通り研究だから、精神面の特徴をカテゴライズするのは確かに明確な結果を求めることにおいては重要だと思う。昔から「四角い頭を丸くする」とか「あの人は頭がかたいなー」とか「もっと柔軟にものごとを考えようよ!」とか「モヤっとボール!」とかマインドについてはいろいろな表現を見てきた。

具体的にじゃあ何なのさ!?と聞かれると答えられないのが私だが、極端に2極化している気がしてなんかな~って感覚が少し残った。何故なら私が「君ってこういうタイプの人だよね~」とどこかのカテゴリに属されるのがあまり好きではないからなのかもしれない。

 

 マインドセット=過程 > 結果

何はともあれ、結果よりもプロセスを重要視することで、行動が変わり、マインドセットを良い方向に変えることができるという学びはとても今の私には効果的な気がする。

他人との優劣を求めず、自己を再認識することで今後の成長につなげていきたいと思えた1冊でした。

それではまた次回!

アイスが美味しい季節になってきましたね~