【book_26】内向型を強みにする : 自分との付き合い方を知ると楽になれる
どうも、つんどくです。
当ブログを始めたキッカケが積読解消ですが、気になる本を読了したら記事にするというイイ感じのサイクルが出来てきたのでゆるりと今後も続けていきたいものです。
さて、みなさんは内向型という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
聞いたことがある人でも、暗い・ネガティブ・コミュニケーションをとるのが苦手、といったマイナスなイメージがほとんどではありませんか?
なかには、自分は内向型で暗い性格・コミュ障とか思い込んでいる人はいませんか?というかみんな思ってる?私は何をやっても続かないとか、何もずば抜けた才能がないとか。
今回紹介する本に書いてありましたが、あなたは自分の性格を嫌悪する必要はまったくありません。なぜなら、あなたは今まで内向型である自分との付き合い方を知らなかっただけなんですから。
自分との付き合い方を知るうえで参考になった箇所をいくつかピックアップしたので一緒に見ていきましょう。
やることを明確にしてそれをブツ切りにしていくんだ!
内向型人間は、膨大な作業を前にするなり、その作業にどれだけエネルギーが費やされるかを想像してしまう。しかし、ステップ・バイ・ステップという方式は、とてもそんなスタミナはないという不安をただちに和らげてくれる。そして、何よりおもしろいことに――小さく数歩前進すると、あなたはほんとうにもっとやりたくなるのだ。(217ページ)
ToDoリストなんてこともトライしているが達成できずに結局止めてしまうということもしばしば。
そんな人はリストの項目が大きすぎるのが原因ではないだろうか?
ブツ切りにして、細切りにして、なんならみじん切りでも結構!
ここでポイントなのがやることを漠然とリストに書き込まないことだ。やることをどうしていけば達成できるか?それをリストにすることによって不安も減るし、やる気もいくぶん上がるだろう。
例えば「今月は本を1冊読む!」でも良いが、1冊を1ヶ月で読むには毎日どのくらいのページ数を読んでいけばよいのかを考えるべきた。
もちろん、これでもかというぐらい簡単な目標に設定し、できなかった日があれば週末に遅れたぶんを取り戻すなど具体的な目標を決めていくと達成する確率はぐんと上がる。
スタートしていきなりトップスピードを出すよりも、遅くてもいいから徐々にスピードアップをしていく方が継続しやすいし、なによりそれを負担と思わなくなるだろう。
ひとりの時間を確保しよう!
内向型の人は、充電式のバッテリーに似ている。彼らには、いったんエネルギーを使うのをやめて、充電のために休息をとる必要がある。この休息をもたらすのが、刺激の少ない環境だ。それは、エネルギーを回復させてくれる。そういった環境こそ、彼らの居場所なのである。(21ページ)
買い物に出かけたり、友人とあったりする日があるとする。帰宅時にドッと疲れがでたことはないだろうか?
私はショッピングモールに行くのが嫌いではないけど(本屋があるため)心して家をでなくてはいけない。モールに着いたとたんにその人混みの空気感に圧倒されてしまうからだ。
何故だ、なぜ人が密集している場所を歩くだけで私は息が詰まりそうなんだ。
なぜ自分のペースで歩かずに周りの歩くペースに合わせてしまうんだ、ひとり汗だくじゃないか!
なぜ向かいから来る人が私をよけるために無駄なエネルギーを使わないように私自身がよけるのに同じ方に曲がってくるんだ!?あの確率ハーンパない!
こんな感じでショッピングモールに行くという予定は、私からするとエネルギーを大きく消費するイベントなのだ。
そんなエネルギーを使って帰ってきた後はもう家から一歩も出たくない。なんなら寝たい。おやすみ。
内向型の人はバッテリー式だと書かれている通り、落ち着ける環境でゆったりと過ごすことで初めて充電が開始される。
カフェでゆったりするのもとても贅沢な時間だ。しかしそこで時間を過ごすにもやはりエネルギーが必要なのだ。
自分がまわりを気にせずにゆっくり休める場所。それを見つけることが内向型にとってはまず取り組むべきことではないだろうか。
やっぱ自分の部屋に落ち着くんだけどね笑
いままで抱いていた自分という存在定義を変えることで人生は過ごしやすくなる
「あなたの自信が自分が 何を成し遂げたかではなく、自分が だれであるかに基づいているなら、あなたは、どんな人もどんな状況も奪うことのできないものをつくりあげたことになる」(273ページ)
誰しも持っていたい自信だが、それを手に入れるにはやはり努力や結果を手に入れないと感じ取れないものだということは薄々思っていた。そのためにも何かこれならできそうだと思えたものに挑戦し、途中までは上手くいくのだ。
しかしある程度できてくると飽きてしまい、そこからの継続が苦痛になる。
私はずっとこんなことを続けて生きていくのだろうか?そうだとしたら苦痛だな。
もっと私にあっている何かがきっとあるはず!
そう確信した後の行動は意外と早い方で、努力してきた成果を平気で手放し、新しくまた興味のあることに挑戦を始めるのだ。もちろんゼロから。
いい歳になってくるころには友人からの結婚・出産報告、そして仕事での成果・地位などの話を聴いてくるうちに胸の奥から湧き出る初めての将来に対する不安。
あれ、私って今まで何かを最後まで何かやり遂げたことが一度としてあっただろうか?
急に襲ってくる自分へのステータスのなさ。
いままで何を成し遂げてきたのかを自信の糧にしていると、劣等感や自己嫌悪に一生悩まされることになる可能性が無きにしもあらず。
そうではなく、自分を自分として認識してあげること。自分とはこういう奴だと認めてあげることで毎日が少しでも気楽になれるのではないだろうか?
おわりに
私もこの本を読むまでは自分が根暗だと正直思っていた。特に外出する時の疲れ方は尋常ではなかったので、心のどこかで私は社会不適合者なんだと思っていた。
この世界で暮らしていく以上、外交型の人と交流していくのは絶対である。
外交型の人口は実に7割を超えるそうだ。そりゃ生きづらいと感じるわけだよね笑
でも、私を含め内向型は決して根暗やネガティブ思考なのではなく、物事の可能性をたくさん考えられると思えるようになったし、要は考え方次第だなと思えたことが大きかった。
男と女は別の生き物と言われているように、外交型と内向型も違う生き物のようなものなのだ。
分かり合えないと言っているのではない。付き合い方を変えろということだ。
何も相手にペースを合わせる必要もないし、相手があなたのことを理解しがたいのなら説明してあげれば良い。
一番良くないのは、何も自分から発信しないことだ。
この本を読んで、自信の獲得に執着するのを止めることができた。
私は私であり、それだけで充分なのだと知った。
- 自分との付き合い方を知ろう
- 自己嫌悪になる必要なんてまったくない
- 睡眠・運動・食事はやっぱり大切
自分がもし内向型かもと思ったら一度読んでみることをおすすめします。
自分との付き合い方を知ることで、もっとあなたの人生は楽になる。
おすすめです。それではまた次回!
【今日のひとこと】和菓子のアンが読み終わったのでたいやきとどらやきが食べたいなう