勉強したことが活かせる人・活かせない人
どうも、つんどくです。
せっかく購入したビジネス・ハウツー本などを読んでも、実際に何か変化はあったかと考えると何も変わっていない人って実は結構いるんじゃないでしょうか?
本で勉強しても実際読み終わってみると全然頭に入っていなかったことってありませんか?
学校の教科書とか読んでも次の日になるとどっかの名探偵みたいにあれれ~?みたいな声出しちゃう。
私もどうしても理解できないバグなんかあると考えるの放棄してあれれ~?と現実逃避します。
ビジネス・ハウツー本などをへーそうなんだー、で終わらせずにきちんと自分のスキルや知識として身につけるにはどうしたら良いんでしょうか?
そう思った時に読んでみた1冊を今回はご紹介。
浅田すぐる 著 「すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法」
作品紹介
自分の言葉で誰かに伝えることができてこそ、その知識・情報は価値がある。「紙1枚」書くだけのフレームワーク×3で、本当に必要な「学び方」が見つかる!「学んだだけ」で終わらないとっておきの方法! (Amazon内容紹介から引用)
- 勉強してるのに結果が変わらない人
- 読んだ内容が全然思い出せない人
- スキルアップがなかなか進展しない人
- 学習の質を高めたい人
やはり理解しやすいように言葉を選択しているのか、ページ数も少なめの約250ページ。大切なポイントがギュッと詰まっている感じがして、飽きのこない内容のまま、最後までちゃんと読むことができました。
学習に必要な3つのポイント
- 目的の明確化
- 思考整理
- 端的な要約
私も勉強を始める前に、1・2はノートに記入していた。
何のために、何を学ぶか?といった頭のなかの考え事を一度ノートやどこかに書きだして、スッキリさせる。その後、勉強に取り組んでいた。
しかし、3はしたことが無かった。要は学んだことを自分の言葉でシンプルに記せ、ということだ。
思考整理のなかで書いたキーワードリストをもとにできるだけシンプルにまとめようとするが、これが意外と難しい。
1枚で20文字にまとめる!
自分の言葉で要約するというのは、20字にまとめるということだ。
自分の言葉で説明することでどのくらい理解できているかを客観的に見ることはできるが、その言葉をさらに字数制限で要約する考えは今までなかった。
いくつもの記述したリストがどんどんと凝縮されていく感じがした。
う~ん、しじみエキス的な?にんにく卵黄的な?
実際に試してみた
読んでいるだけでは大した変化はない。前から自分に言い聞かせてるじゃないか!私!
せっかくだから実際に書きながらページを進めてみた。
本書で紹介しているシートの書き方は全部で3種類。私が書いたものを1つ紹介する。
今回使用した1冊は前回の記事で紹介した「マインドセット「やればできる!」の研究」だ。
硬直マインドセットとしなやかマインドセットの違いを知ることで、今後私たちに直面する様々な課題に対してどういう姿勢で向き合っていけば良いのかを記した本である。
実際に書いた1シート
- 黄色:日付、テーマ、その本を読む目的
- 緑色:その本の中で重要だと思ったキーワード
- 赤色:キーワードをもとに自分の言葉で作った20字以内の要約
字がきったね~
読書中は気になるところにフセンを貼っているのでキーワード選びには困らなかったが、最後の20字要約がやっぱり難しかった。これは語彙力が試される、、、
そしてできた言葉が「学習の上で脳を育成し自己の返上を目指す。」である。
まったくもってセンスがない。あまりの出来の悪さにため息が何度もれたことか、数える気力さえ無くしていた。
このように、重要だと思っていたキーワードの中から共通点や繋がる項目を探し、それをもとに自分の言葉で要約することによって読んだままの時よりも頭の中がスッキリし、記憶に残りやすくなった気がする。
学習に対する姿勢
知的好奇心型学習
本来、新しいことを知るって楽しいはずですよね?
しかし、著者はそう思いながら学習を楽しんでいる人がとても少ないと言います。
その理由は、学習する目的が成績や評価、資格などを獲得するための「経歴獲得型」学習が蔓延しているからです。
興味がなくても、いい大学、いい会社、高収入などの自己願望である姿を実現するために学習をする。そのために頑張れる努力は尊敬しますが、果たしてそのモチベーションはどこまで続くのでしょうかと疑問になります。
知らないことを知れる楽しさを感じながら今後も私は学習を続けていきたいですけどね。
他者貢献を考えているか?
好きなことを仕事にしたい。自分に向いてる仕事を見つけたい。仕事に就いたらこういうことをしたい。
など、社会に求める理想の自分像というのは誰にでもあると思います。
では、あなたの理想の中に他者貢献の動機は存在しますか?
本来仕事というのは誰かの役に立つから仕事になるのです。
誰かに求められることは需要になる=他者の役にたつ=仕事になるということなのです。
学んだことが仕事に活かせていないというのは、学習量や理解力が足りないのではなく、根本的な学習の先にある対象が誰なのか?の違いだけなのです。
ちょっと疑問
ここからは、私が読んでいて少し頭の隅をよぎったぐらいのギモンです。
すーんごい箇条書きな感じになると思います。
見当違いな内容だったら全然理解していないということになりますが、どうか寛大な心でスルーしてくださると助かります。
他者貢献の行きつく先
他者のために学習し、求められることで仕事になる。役にたつことで得られる信頼と実績・スキルはやがて周囲から認められ、結果として収入に反映されて自分が思い描いていた理想像(自己実現)に近づいていくというのは同意です。
しかし、貢献した相手が自己の利益しか考えていない人だった場合、それは単に利用されるだけであり、それでも他者貢献といえるのか?
他者のためにどれだけ自分の時間を注げるのか?
他者貢献を受け取る側は、それが当たり前だと思っていた場合、それでも自分は限りある時間を割いて他者貢献と思いながら誰かのために行動をし続けることができるのか?
正直者がバカを見る。踏み台になる。私利私欲のために利用されたりしないのか?
そんなことが少し頭に浮かんでしまいました。
獲得したいスキルに知的好奇心が入らない場合は?
自分から好きになる工夫をしていくのは何事においても大切です。
ですが、学習においてそれが全て知的好奇心型の学習になるかは疑問です。
会社で資格取得を義務付けられたとき、仕事内容によるかもしれませんが、全員が全員その資格取得のための学習が知的好奇心型になるものだとは限らないと思うのです。
最後はグダグダと思った事を述べただけになってしまいましたが、それでもビジネス書で付箋を貼った数は圧倒的に多かったです。
今後の学習に繋げることができる具体的な方法が理解でき、とても買って良かった本だなと思いました。
学んだことをしっかりと今後の人生に活かしていきたいなら読んでみることをおススメします!
それではまた次回!
HAPPY!シーズン2が来たので嬉しいです