つんどくです。

知的好奇心と創造を、

あさい

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急に視界が開けた気がしました。

ああ、私の人生ってこんなもんなんだ。

 落ち込みながらというよりわ、”悟った”と言った方が感覚的に近いかもしれません。

まるで他人事かのように感じてしまうほど、私の心情は平穏そのものでした。

何も成し遂げず、何も自信を持てず、私が私であるためのものを何も持つ事ができず、呼吸を繰り返し行うことしかしない自分自身の末路を、私は悟ってしまったのです。

自分の末路を知って過ごす毎日とは、意外にも平穏なものです。

将来が不安になることもなく、自分に期待することもなく、ただ1日1日を淡々と過ごすことができるのです。

自分に期待することがなければ、期待に応える将来の自分と現在の自分との愕然たる差を比べることなく、不安や焦ることもないのです。

今の私に無い何かを得るために目標を決め、それに向かってひたむきに頑張れる自分はもういなくなったんだと思いました。どこかに忘れてきたか、わざと置いてきたのかもしれません。

自分の人生を賭けて、まだあるはずだと信じて止まない自分の伸びしろを必死に探そうとしている姿はこの世で一番美しいものかもしれません。

しかし、いまある自分がすでにあなたの全てだと思ってしまったことはないだろうか。

やりたいことをやり、好きなように生きていく。

それだけのために残りの人生過ごしていくのも充分素晴らしいことではありませんか。

ああ、こいつよりは俺の人生まだマシだな、と他人の笑顔の裏側で思われていることもあるでしょう。私にとってはもう気にすることでもないのです。

むしろ相手が私のことを格下だと実感することで得られる高揚感は、表面的勝ち負けのそれとは比べ物にならないほどのモノなのではないでしょうか。