大愚元勝『苦しみの手放し方』:自分と素直に向き合ってみる
どうも、つんどくです。
生きていればそれなりに辛いコトは起こりますが、たまに辛過ぎて人生疲れてしまったと感じている方も多いのではないでしょうか?今日ご紹介する本は、そんな方におすすめの一冊です。
内容紹介
この本には、人間関係や仕事、お金、健康、家族関係などの苦しみに悩む人のために、お釈迦様が説かれた「苦しみの手放し方」が書いてあります。(本書 - 「はじめに」より)
- 誰にも言えない悩みがある人
- 人生に新しい視点を取り入れたい人
- 人生をより良く生きていきたい人
- 毎日をなんとなくで生きている人
大愚和尚さんってどんな方?
大愚元勝 (たいぐ げんしょう)
佛心宗 大叢山福厳寺住職。(株)慈光マネジメント代表取締役。慈光グループ会長。空手家、セラピスト、社長、作家など複数の顔を持ち「僧にあらず俗にあらず」を体現する異色の僧侶。僧名は大愚(大バカ者=何にもとらわれのない自由な境地に達した者の意)。
また、過食、拒食、リストカットを繰り返す少女の母親からの相談をきっかけに始めた、動画配信サービスYouTubeでのお悩み相談番組、『大愚和尚の一問一答』は、3年で18万登録を超え、その数は月5000ペースで増え続けている。
感想
多くの人が抱える「悩みの正体」とは?
お釈迦様がなさったことは、瞑想坐禅して「苦しみ」の根っこを探求し、苦しみが起こる原理と過程を徹底観察することでした。
その結果わかったことは、どうやら私たちが感じている苦しみは、自分の外からもたらされるものではなく、自分の内側で、自分によって創り出されたものであるということです。(本著 - 「はじめに」より)
多くの人たちが抱いている苦しみというのは、結局のところ自分自身が原因で起きている状態だということです。
不平不満を言っていたり、私だけなんで、、、なんて状況もあるでしょう。しかし素直に自分と向き合ってみると意外にも根本的な原因は自分が招いていることがほとんどではないでしょうか?
「少し離れた席で誰かが内緒話をして笑っている、きっと私の悪口を言って笑っているんだ。。。」そんなありもしない妄想でストレスをため込んでしまい体調が悪くなってしまったりすることもあるかもしれません。
人は他人のことをなかなか信じることができませんが、根拠のない妄想や憶測などは簡単に信じてしまいます。(噂話なんかもね。)そして自分でストレスを抱えてしまうんです。なんとも自分勝手な話じゃありませんか。
もし、あなたが今何かに苦しんでいるのなら、もう一度素直にその苦しみと向き合ってみることです。苦しみと向き合うとは、自分と向き合うことと同じことなのかもしれませんね。
過去でもなく未来でもなく今を生きろ
先のわからない将来のために、今日の可能性を閉じることはない
(本著 - 「第7章 | 悩み、イライラ、ストレス、悲しみから逃れる」より)
この一文が特に印象深かった。福厳寺を訪れたオハイオ大学のミラー先生という方が当時高校3年生だった大愚和尚と将来について話していた時に教えられたことだそうです。
過去に囚われたまま、今も動けないでいる人。
将来に対する漠然とした不安から、今を動けない人がたくさんいる。
その今が元となって将来ができてくるのに、今を全力で生きていない人がとても多い。
この本の中で健康について説かれている箇所があり、その中でもやはり早寝早起きがどんな薬にも勝る健康方だそうです。特に早く寝るのが良いそうです。夜中2時に寝て10時に起きたから8時間寝ているから問題ないということではないそうです。
自分を少しずつ変えていくには、今を精一杯生きて行動し、変えていくしかないんです。
さあ、あなたは今日自分のために何をしますか?
まとめ
たしかにいくら本を読んだところで現状は何も変わらないと知りつつも自己啓発を読んである程度満足している自分がいたなと感じていたところです。
仕事のスキルが上がったと思う時って誰しもあると思うんですよ。自分の場合、それって職場じゃなくてだいたい出張先なんです。
現場の人とメールで連絡はとっているんですが、どうしても顔を合わせないと言ってこない事とかってあるんですよね。 それ今言う?って感じのがいっぱい笑
そういう現場対応の機会というのはしょっちゅうあります。そしてこれが一番自分を成長させてくれている感じがします。自分の場合はですけどね。
職場で本とかネットとかでわかったつもりでも実践でやってみると本当にうまくいかない時って誰しも経験あると思います。そういう時に限ってタイムリミットが結構ヤバめ。
そのうまくいかなかった時に落ち着いてどう考え、行動するかがあなたの成長の機会だと思うんです。
そういった時の自分の心の保ち方、自分との向き合い方を教えてくれた一冊だなと感じました。
おすすめです。
それではまた次回!
大愚和尚 公式HP
YouTube動画「大愚和尚の一問一答」
読書のある生活はやっぱり気持ちがいいね!