【book_56】欲が出ている姿こそ人間味があって良いと思う
どうも、つんどくです。
書店の中をフラフラしていると私の好きなヨシタケシンスケさんの新刊が出てるではないですか。というわけで早速読んでみました。
内容紹介
大人も子どもも、欲の出やすいすべての人へ―絵本作家ヨシタケシンスケの、「深かったり浅かったりする」スケッチ解説エッセイ。欲をまとって、よくできました!しいていうなら、くらしの知恵に。
(Amazon商品ページより引用)
発売日 : 2020年7月
単行本価格 : 1100円(当記事作成時点)
kindle価格 : 990円(当記事作成時点)
読了目安 : 約1時間
- こんなこと考えてるんだ、という経験をしたい
- 自分にはなかったモノの見方を知りたい
- あるある~と読みながら頷きたい・共感したい
- クスっと笑える本を探しています
- エッセイ好きです
日常の見方
前作「思わず考えちゃう」を読んでからというもの、モノの見方や考え方には本当にいろいろあるんだな、と思うようになりました。
そして著者ヨシタケシンスケさんの考え方がとても私の中で新鮮でした。
具体的には何が、と言えばよくわかりませんが「あ~こういう捉え方、考え方があるんだな~」とページをめくる度にその可愛いキャラクターにクスっと笑いながら思うのです。
そんなふとした新しい気づきを今回も著者はこの一冊を通して伝えてくれました。
ちなみにこの時期にキャンペーンで当選してオリジナルTシャツをゲットした際、嬉しさのあまりベッドフレームをぶっ壊したのはいい思い出です笑
こどもがこの表紙のキャラクターや画風?を見て「あ、絵本の人だ!」と思って読んだとしたらたぶん何言ってるか全然わかんないと思う。
欲が出てる、たしかに。
それぐらい前作より大人受けがする内容だった気がします。
妙に懐古心をくすぐるというか瞬間瞬間が寂しくなりました。
たぶん昔はあたり前のように思っていたキラキラしていた感情なんかがこの本を読むまでまったく忘れていたことに気が付いたんでしょうね。
笑ったし、面白かった、でも少しシュンてした気がしました。
スケッチコーナー
前作「思わず考えちゃう」との違いに「スケッチコーナー」というページがありました。
それは、著者ヨシタケシンスケさんがやりたかった「スケッチを解説抜きでも見ていただきたい」という想いがあってできたとのこと。
これがまた解説なしでも笑ってしまうほど面白さが伝わってくる。
表情や姿勢、目線などからその人の考えてることや、見てるものなんかを考えちゃう。
すごいと思ったのが、後ろ姿からでもその人がどういう表情か、だったり何を考えてるのかなんとなく想像できちゃうこと。
そして何枚かは、小さい頃の私を見ているようでなんだかアルバムを見返してクスっと笑っている感覚になりました笑
私が選ぶこの1文
現実に、幸せかどうか、満ち足りてるかどうかではなくて、この先満ち足りてるかもしれないっていう予感が心の中で発動するかどうかで、実は幸せって決まるのではないかと。
(p.45 より引用)
なかなか笑いの割合が多い中で、このような隠し味のスパイスをちょっと混ぜてくるあたりが著者の魅力なんだと思いました。
たしかにそうかも。
現状の心が満たされると少し先の未来も良いことがきっと起こる、と信じれる力が強いから幸せを感じることができるんだと思いました。
まとめ
読了してから思ったことは、「この著者の絵本てどんなことが描いてあるんだろう?」でした。
大人でも絵本を読みたいときは、あると思うんです。
きっと本書のようにクスっと笑えるような内容になっているんだと想像で頭がいっぱいになるばかりです。
早く次の欲を、、、とまでは言いませんがイラストエッセイシリーズの続編が出るのを心の奥底で期待しています。
気になった方は是非手に取って見てください。おすすめです!
それではまた次回!
Amazonタイムセールで買ったもの紹介をしようか考え中、、、