【book_57】文豪の方たちと"なんとなく"お近づきになれる気がする本
どうも、つんどくです。
皆さん、古典文学って読んでますか?いつか読もうと思っていてもなんだか難しそうで手が出しずらい、と思っている方におススメな1冊をご紹介。
内容紹介
いくら天才作家だからって、ここまでやって、いいものか―。ある者は女に走り、薬に逃げ、ある者は泥酔して殴り合い、借金を踏み倒す。挙句の果てに自殺や心中など、わがまま放題…。天才作家たちの破れかぶれな生き方、作品の魅力、時代背景がわかる本!
(Amazon商品ページより)
- 発売日 : 2020年7月30日
- 単行本価格 : 858円(本記事作成時点)
- ページ数 : 278
- 読了目安 : 約2~3時間
- 有名文学作品が気になっているが難しそうで手が出せない
- 文学作品は読んだことあるけど著者のことを良く知らない
- 知っている文豪以外の文豪も知りたい
文豪たちの生活を垣間見ると少し距離感が縮まる
毎年夏のブックフェスで「こころ」と「人間失格」がランクインしてる。
今年こそは、と心に決めるが、その2冊を目の前にするとどうしても手が出せない。
何故か?文学作品という響きだけでもお堅いイメージだが、著者自身のことも良く知らないのが文学作品に挑戦するハードルが高くなる原因のひとつでもあるのではないだろうか?
太宰治や芥川龍之介など、総勢36名の文豪たちがこの世にいた際にどういった生活を送っていたのか?どんな人だったのか?などを知ることができる。
もちろん、この1冊で36名全員の文豪を100%知るということは無理だ。
しかし、どんな感じの人だったか、ざっくりと知りはじめるにはとっても良い1冊になる。
元祖ニート!とか書かれてる萩原朔太郎なんてめちゃくちゃ気になるし、「女の足フェチ」な谷崎潤一郎のページを読んでどんなものか?と「刺青」を読んでみるとその文体は古いにも関わらずに私の頭の中に確かにエロイ女性の足を描かせてくる。
何より今まで名前は知ってたけどあまり興味がわかなかった作品などが気になってくる。そして読むキッカケを与えてくれる。
男女関係の内容が多め
男女の関係によってその人の人生が決まるのかってぐらい多くの文豪は男女間のトラブルを勃発している。
たしかに後世に残るまでの文学作品を作った人たちなのだからすごいのはすごいんだが、その人たちの実績などを何も知らないまま女性関係や普段の生活を知ったらただの変態野郎か、廃人という言葉しか出てこないだろう。
それほどまでに文豪たちの人生とは波乱万丈なのだと知ることができた。
しかし、下ネタというか男女間のページでは何故か文章がイキイキしてるし、なんかこの文体に既読感があるなと思っていた。
著者を調べてみたらビックリ、東進の現代文講師だった。
私が大学受験生の頃、現代文・古文の講師がこの人だった。
たしかにこの人、下ネタが昔から若干多めなのだ。
ゴルゴが表紙の参考書などお世話になったが(受験という意味で)その中でも結構な下ネタが入っていた気がする。。。若干表紙が違う気がするがこんな感じのだった気がする。
しかも著者を調べている際にわかったが、今年強要未遂容疑で逮捕されてる、、、
本当に人生何が起こるかわからないな、、、
まとめ
今まで文学作品にトライできていなかった人の背中を少し押してくれる作品でした。
「人間失格」は読んだことあるんですが、「こころ」はまだ読んだことがないので、これを機に少しづつ読んでみるのも良いかもしれませんね。
様々な文豪の人たちを知ることができてお得感のある1冊でした。おすすめです。
それではまた次回!
ちなみに希望大学は全滅。スベリ止めで合格した大学に通い卒業しました。